集塵フードを作ったのにホコリが集塵出来ない~前編~

集塵フードを作ったのにホコリが集塵出来ない~前編~

ホコリが集塵出来ない原因を解説する前に

こんにちは!

ホコリ対策の専門メーカーの株式会社ディーオです。

私たちは、集塵機の先端に取り付ける集塵フードなどをオーダーメイドで製造しています。

 

皆様の会社では、どのように異物・ホコリ対策を行っていますか?

 

  • エアーブローガン等で除塵している。
  • 簡単なフードを作って集塵している。

など対策方法は様々で、一概にこれが正解!というものはありません。

 

しかし、自分なりに作ったフードだけでは、上手に粉塵を吸引できず、

付着異物の問題が解決できていない。又は除塵対策だけで1日に何時間もかけている。

という企業様も沢山いらっしゃると思います。

 

そのような生産現場で働く方に貢献するために、私たちは、集塵理論を分かりやすく、

ある程度伝えるブログを配信しております。

 

  • 生産のお仕事に就いて間もない
  • これからホコリ対策をしていこう
  • 既にホコリ対策をしているが、それでも困っている

 

上記に該当する方にとってはご満足頂ける内容間違いナシですので、是非ご愛読ください。

 

今回のテーマは、「集塵フードを作ったのにホコリが集塵出来ない~前編~」になります。

 

基本的な集塵フードの設計方法については過去に配信しておりますので、ご興味のある方はそちらも合わせて一読頂けますと幸いです。

基礎から集塵シリーズ 第二弾 ~集塵フードの設計方法~

集塵フードでホコリが集塵出来ない原因とは?

集塵フードを作ること自体はさほど難しくないのですが、実際にホコリが吸引できていないケースは多々あります。

そもそもの集塵フードの設計方法が間違っている事が主な原因として挙げられますが、

実は、他にもう二つほど、よくある原因がございます。

  • ワークに凹凸がある。
  • ワークの表面に静電気が帯電している

この2つは非常に厄介な問題で、私達のようなプロ集団も時に苦戦します。

皆様の生産現場に当てはまる事例か確認してみてください。

集塵フードでホコリが集塵出来ない原因①ワークに凹凸がある

基板などの電子部品や容器など、表面に凹凸がある製品は世の中に数えきれないほどあり、

その凹凸が深ければ深いほど、ホコリ集塵は難しくなるという傾向があります。

 

テレビの基盤で例えてみますと、こんな感じです。

集塵フードでホコリが集塵出来ない原因①ワークに凹凸がある

 

これを横から見た場合、最も高い部品と低い板の部分では、1㎝ほどの高低差があります。

この基盤がベルトコンベアで流れていたとすると、一番高い部分に集塵フードを合わせないといけなくなります。

(ノズルとワークの距離が近すぎると、ワークが通過する際にガンッ!って当たってしまいます。)

 

そのため、ノズルとワークがぶつからないような距離に設定すると、凹部分とノズルの距離は、ますます離れてしまいます。

 

また、「この距離は、二乗に比例して吸引力が落ちる」という特徴があるため、凹部分にある粉塵は、実はほとんど除去できていないのです。

 

この高低差が1㎝などと深い場合、そのまま集塵する事はまず不可能だとお考え下さい。

 

一部分に異物が残ってしまうと、それが原因で不良品に繋がるため、結果としてはホコリ対策の効果が全く得られなかったという事になってしまいます。

 

吸引が無理ならば、せめて異物を剥離だけでもしておきたいと考え、実際にはエアーブローガンなどを使って、異物を工場内にまき散らしながら手動で除塵している企業様が多いみたいです。

 

吹き飛んだ異物が再付着したり、人が吸ってしまったりしなければ良いのですが…

そもそも大量生産している製品を人の手で除塵する事は、かなり非効率です。

 

集塵フードでホコリが集塵出来ない原因②ワークの表面に静電気が帯電している

静電気と聞くと、小学生の時に下敷きを頭に擦りつけて髪の毛を立たせて遊んだ記憶や、ドアノブを触った時にバチッ!と指に衝撃を受けた記憶がパッと思い浮かびます。

 

そもそも静電気とは、マイナスの電気(電子)がプラスに移動した時に発生する電気の事です。ドアノブで例えて簡単に解説します。

 

ドアノブにマイナスの電子、手にプラスの電子が帯電している状況で、ドアノブに手が触れた瞬間にマイナスの電子が突然プラスに移動して電気が発生するみたいです。

集塵フードでホコリが集塵出来ない原因②ワークの表面に静電気が帯電している

では、これがホコリ対策と何の関係があるのか?

 

簡単に言うと、ワークと粉塵をくっつけてしまうという現象が起こります。

フィルムやレンズ、樹脂、プラスチック、ゴム、布生地などを製造している業者様は特に多い印象があります。

 

正しくフードを作ったのに粉塵が除去できないという場合、静電気の量を測ってみる事をオススメします。

正式には「表面電位計」、もしくは「静電電位測定器」といい、表面に溜まっている電圧(V:ボルト)という値で表示されます。

この値が高ければ、とりあえず除電器を購入してみるのもアリだと思います。

 

※ここはかなり奥が深いので、集塵理論で考える静電気については、後日詳しく解説していきますので、しばらくお待ちください。

 

以上が、「集塵フードを作ったのにホコリが集塵出来ない~前編~」でした。

いかがでしたか?

皆様の生産現場は、どちらかに該当していましたか?

また、両方に該当しているという方もいらっしゃると思います。

次回の後編では、「これらの原因に該当した場合、どのように対策すれば良いのか。」について詳しくご説明していきます。

 

株式会社ディーオは、お客様のワークの除塵テストを無料で実施しております。

除塵に関するお困りごとがあれば、お気軽にお問い合わせください。

ありがとうございました。

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